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倉持麟太郎
2020.10.3 19:47

学術会議の件が「学問の自由の侵害」って雑すぎません?

今回、菅総理が、日本学術会議からの6名の推薦人を拒否したことが、「学問の自由への介入」とか「学問の自由の侵害」などという声が上がっています。
え、ほんとにそうか??
政府の諮問機関である学術会議自体が学問の自由の明確な主体たりうるのかというのも疑問だし、個々人の研究者の学問の自由の総体という側面はあるけど、今回個々の研究者の学問の自由は侵害されてないよね?
純然たる学問の自由って、たぶん学術会議に対して行使するものなんじゃないのか?
学術会議は法で独立性は要求されているし、今回不当な目的はあったんだろうけど、違法とかいわんや違憲とかいえないのでは?
それを法律家とかが「学問の自由の侵害」とか即断してるのみてビビる。
菅氏のやり方が善き前例を破壊したのは問題であるのと同時に、『善き前例』なんてもんに依存しすぎてる日本社会はもう変容してることを認めて、こういう善き前例的なやわらかいガードレールを硬いガードレールにすべき段階なんですよ。
まずは野党は即法改正したりシステム改変して善き前例を制度に昇華させて、菅氏の「改革」の旗を横取りしましょう☆
みんな権力者信用しすぎだよ!
あと、雑すぎて、またもや日本国憲法に規定された自由や権利が相対化(弱まる)しましたね。憲法が泣いてるぜ
倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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